弊社では主に以下の素材を常備しております。
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樹脂含浸炭素黒鉛材
樹脂が含浸されたカーボングラファイト材です。
グラファイトの含浸に使用される樹脂は主に、
- アルカリ性に耐性がある「フラン」
- 酸性に耐性がある「フェノール」
の2種類となります。
カーボンの気孔中に含浸することで、強度の向上・気密性の向上に期待できます。
弊社では主にフェノール樹脂含浸材を取り扱っております。
またフェノール含浸のみの依頼も承っております。
金属含浸炭素黒鉛材
金属が含浸されたカーボングラファイト材です。
様々な金属をカーボンの気孔に含浸することにより、自己潤滑性や強度、気密性が向上します。
樹脂含浸より耐熱温度や強度が優れておりますが、耐薬品性は劣る場合がございます。
弊社では主に、アンチモン含浸材を取り扱っております。
超高密度セミグラファイト材
骨材とバインダー(結合材)が一体となった炭素質粉末を、成形・焼成・半黒鉛化した材料です。
バインダーが必要なく、原料粉末が収縮するため、超高密度が特徴です。
かさ密度・耐熱性・耐ブリスター性に優れています。
ご使用用途が強アルカリ性物質の場合、弊社ではこちらをおすすめしております。
黒鉛(グラファイト)材
グラファイト(graphite)、黒鉛(こくえん)になります。
原料は石油や石炭です。
石炭を粉砕して粉にした後、コールタールピッチなどをバインダーにプレスをし一塊にします。その後、約2,000~2,800度の高温で焼き上げ、完成します。
焼き物ですので、陶器や食器などと同じセラミック材料になります。
焼成温度が2,000度を超えているため、使用される温度域も千数百度を越える高温の場所で使われる事が多いです(非酸化性雰囲気)。
グラファイトの比重は1.7~1.8g/cm³です。
熱伝導率は各メーカー品番により異なりますが、大よそ100~250(Wm−1 K−1)と、熱伝導率の高い材料です。
また、熱膨張率が4.6 micro/℃(弊社取り扱い品)と低いため、熱変形の少ないという特徴ももっています。
樹脂結合グラファイト材
グラファイトと樹脂を混ぜ合わせ、成形・熱処理した材料です。
充填材入りPTFE材
PTFEに充填材配合した材料です。
充填する材料によって特性が大きく変わります。
弊社ではカーボンを配合したものを取り扱っており、純PTFE材と比べ、熱に強く、クリープ現象が起きにくい特徴があります。
焼き嵌め用金属リング
焼き嵌め用金属リングも常備しておりますので、焼き嵌め対応も可能です。
サイズ、材質などの在庫はお問い合わせください。
FH82ZH2 FH82ZH5 FH71ZH2 FH42A FH13A FH71A FH82A